学生時代にJump&Jiveを好きになり、その中心であるにも関わらず音楽や文章や写真を通じてあれこれと想像してみることしかできなかったHARLEM。(Google mapができたけどね笑)それから約四半世紀の時が流れ、ついに足を踏み入れる機会に恵まれました‼とは言え、仕事でのNY滞在でしたから限られた時間はわずかのみ。どうしても見たかったポイントだけになってはしまいましたが、それでも大興奮のハーレムでしたので冷めやらぬうちに、ということで。
宿泊したホテルは 52nd street に面しておりましたので、まずはこの曲。
マンハッタンは南北に走る道路がアヴェニュー、東西を走る道路がストリートとなっていますが、基本的にはアベニューを「〇番街」ストリートを「〇〇丁目」と日本語では置き換えているそうです。ということで52丁目を西に少し進むとすぐにブロードウェイに出ました。
ブロードウェイも他のアベニューと同様に基本的には南北を移動する道路なんですけれども、マンハッタンを南東から北西にかけてやや斜めに走っています。で、ブロードウェイといえばJump&Jiveファンにはこの曲が浮かぶのではないでしょうか。
ブロードウェイを北上していくと、セントラルパーク南西端に到着。ここにコロンバス・サークルという地下鉄駅があります。文字通りコロンブス像があるサークル状の道路に面した駅。そう、ハーレムへ急ぐならA列車に乗らないとね‼
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青マルのA、そうこれが「Take The A Train」のA列車。同じ青マルのC列車でもハーレムに行けるのですが、こちらはローカル(鈍行)でして、A列車はエクスプレス(急行)。何とハーレムのある125丁目まで1駅、5分ちょっとで着いてしまうのです。24時間走っているNYの地下鉄は1904年の開通だそうで、この曲がリリースされた1941年にはもう走っていたんですね。A列車が地下鉄だったとは…知らんかった~。
そして、ほんとにあっという間に125丁目、ハーレムに到着。地上にあがってすぐに目に飛び込んできたのは…
おおおおおおおおッ~(涙)黒人音楽の殿堂‼アポロシアター‼
エントランス前の道路には、アポロシアターを賑わせた出演者たちのお名前がズラリとありました‼
もちろん、この方↓のお名前も。「Live At The Apollo」は何度聞いたかわかりません。中に入ると出演者の写真の切り貼り?があり、そしてTシャツが売っていました。即購入しましたが、正直高いです(笑)また、立ち入ることはできませんでしたが、ホールの方からは、今晩の出演者?のリハーサル音が漏れ聞こえてきました。今もアポロシアターは現役なんですね~。
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Jumpファンにアポロと言えば、ラッキー・ミリンダ―楽団のこれでしょう‼
後ろ髪をひかれつつアポロシアターを出ると、見つけました‼テレサホテル‼
Tony Collinsさんがワイノ二―・ハリスの音楽人生をまとめた「ROCK MR. BLUES」には、アポロシアターやベイビーグランドクラブ(探したけど今はないみたい…)で演奏したときに、ワイノ二―がよく利用したホテルだと書いてあります。ワイノ二―が泊まったってスゴイよなぁ…。きっとウイスキーをシコタマあおってベッドに倒れ込んだことでしょう。ということでワイノ二―がハーレム125丁目を唄った「Big City Blues」をどうぞ。
その後は、こんなパブリックアートや民族楽器屋さんをチラ見しつつ…
最近できたばかりだという国立ジャズ博物館にいったものの開演時間まで1時間はあったので泣く泣くカット。そして最終目的地へ‼
125丁目からレノックス通り(マルコムX通り)を140丁目くらいまで北上。なかなか見つからないなぁ…と諦めかけていたところ…
ありました‼これ、これ、ここに来たかったのです‼ SAVOY BALL ROOM ‼
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収容人数4000人、アースキン・ホーキンス楽団やワイノ二―擁するラッキー・ミリンダ―楽団、バディ・ジョンソンやクーティー・ウィリアムスの楽団などなど当時の人気楽団が熱い演奏で人々を躍らせたSwing/Jumpの聖地、そしてHome Of Happy Feetの名でも知られるように当時の黒人たちが躍ったリンディ・ホップというダンスのメッカでもあるのが、このサヴォイ・ボウルルームなのであります‼中でも伝説となったバンドバトルがあったそうで、チック・ウェッブ楽団vsベニー・グッドマン楽団は客を収容しきれずに場外も人で溢れかえったとか。(Louis Johdanの伝記「Let The Good times Roll」によれば万単位の人が押し寄せたそうです。)そのバンドバトルに勝利した‼(と主張する)のがチック・ウェッブ楽団でして、私のハーレム滞在で一番やりたかったのは、ここにきてチック・ウェッブ楽団の「Stompin' At The Savoy」の音源を流すことでした。
「Stompin' At The Savoy」はチャーリー・クリスチャンが取り上げたのを契機としてモダンジャズでも演奏されるようになりますが、ビックバンドでの演奏や唄物の方が私は好きです。こちらはエラ&サッチモのver.
最後に、2019年からこのサヴォイボウルルームをVRで復活させようというプロジェクトが進んでいることをweb上で知りました。リンディホップに憧れる若い世代が動いているようです。頼もしいですね~。今回の散策はごく短時間でしたので、次はプライベートで行ってShowを観たい‼という気持ちが俄然盛り上がってくるハーレム散策でした。また行きたいなぁ~。